この単元のねらい — わり算(あまりなし)
どんな基準で問題を作っているかをまとめたページです。お子さまに教えたい基準のセットを選ぶ参考にしてください。
日本の学習指導要領のねらい
学習指導要領 算数 第3学年 A(3) 除法。等分除(1人分を求める)と包含除(いくつ分あるか)の意味を、具体物や図で理解し、九九を用いて計算する。式を立てる前に、テープ図やグループ分けで場面を整理することを重視する。
米国 Grade 3(CCSS)で補完する観点
米国 Grade 3 では、わり算を「未知のかけ算」として考える(例: 32÷8 は 8×何が32か)。式の中の未知数を □ や文字で表し、2段階の文章題を式・図・言葉の3つで表す。
日本では手薄で、本サイトが取り入れている問い
- わり算を「未知のかけ算(b×□=a)」として明示的に関係づける問い
- □ を使った逆算で、わられる数やわる数を求める問い
- 答えだけでなく「なぜその式になるか」を説明させる問い
レイヤー別の方針
等分除・包含除・九九の意味理解。図で場面を整理する。
□を使った逆算、2けたの商、未知のかけ算としての関係づけで定着。
1-3: 生活場面の2段階文章題・論理説明(指導要領「応用」)。4-10: 発展として応用問題(和差算・植木算・倍と差・逆算)。
各レイヤーで身につける観点
出題している問題のねらい(日本基準/米国補完)をパターン単位でまとめています。
基礎
等分除で1つ分を求める。×30
日本: A(3)除法:等分除(1人分を求める)を九九で計算する。
米国: CCSS 3.OA.A.2 partitive division。等分した1つ分を求める。
包含除でいくつ分かを求める。×28
日本: A(3)除法:包含除(いくつ分あるか)を数える。
米国: CCSS 3.OA.A.2 quotitive division。何グループできるかを求める。
九九の逆算でわり算を解く。×31
日本: A(3)除法:九九を使ってわり算の答えを求める。
米国: CCSS 3.OA.B.6 division as unknown-factor。未知のかけ算として考える。
文章の場面からわり算の式を選ぶ。×27
日本: A(3)除法:場面を読み、わり算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式でわり算を選ぶ。
絵から正しいわり算の式を選ぶ。×31
日本: A(3)除法:絵(場面)をわり算の式に対応させる。
米国: CCSS 3.OA.A.3:図・式・言葉を行き来して意味づける。
1でわると答えがもとの数になると知る。×11
日本: A(3)除法:1でわる計算の意味を理解する。
米国: CCSS 3.OA properties:n÷1=n。
同じ数でわると1になると知る。×11
日本: A(3)除法:同じ数でわると1になることを理解する。
米国: CCSS 3.OA properties:n÷n=1。
等分除と包含除の取りちがえに気づく。×11
日本: A(3)除法:等分除と包含除の意味のちがいを区別する。
米国: CCSS 3.OA.A.2:partitive と quotitive を区別する。
定着
□÷b=c の□を逆算で求める。×32
日本: A(11)□を使った式:未知数を□で表し逆算で求める。
米国: CCSS 3.OA.A.4 determine the unknown。□÷b=c の□を求める。
わり算を未知のかけ算で考える。×30
日本: A(3)除法:わり算を未知のかけ算として関係づける。
米国: CCSS 3.OA.B.6 division as unknown-factor。b×□=a で考える。
九九の逆算でわり算を解く。×44
日本: A(3)除法:九九を使ってわり算の答えを求める。
米国: CCSS 3.OA.B.6 division as unknown-factor。未知のかけ算として考える。
等分除で1つ分を求める。×24
日本: A(3)除法:等分除(1人分を求める)を九九で計算する。
米国: CCSS 3.OA.A.2 partitive division。等分した1つ分を求める。
包含除でいくつ分かを求める。×24
日本: A(3)除法:包含除(いくつ分あるか)を数える。
米国: CCSS 3.OA.A.2 quotitive division。何グループできるかを求める。
文章の場面からわり算の式を選ぶ。×22
日本: A(3)除法:場面を読み、わり算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式でわり算を選ぶ。
絵から正しいわり算の式を選ぶ。×18
日本: A(3)除法:絵(場面)をわり算の式に対応させる。
米国: CCSS 3.OA.A.3:図・式・言葉を行き来して意味づける。
等分除と包含除の取りちがえに気づく。×6
日本: A(3)除法:等分除と包含除の意味のちがいを区別する。
米国: CCSS 3.OA.A.2:partitive と quotitive を区別する。
応用
2段階のわり算を図と式で解く。×12
日本: A(3)除法・応用:2段階の文章題を式と図で表す。
米国: CCSS 3.OA.D.8 two-step word problem。図・式・言葉で表す。
文章の場面からわり算の式を選ぶ。×11
日本: A(3)除法:場面を読み、わり算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式でわり算を選ぶ。
わり算の答えの理由を選ぶ。×26
日本: A(3)除法・応用:答えの理由を筋道立てて説明する。
米国: CCSS MP3 construct viable arguments。理由を説明する。
絵から正しいわり算の式を選ぶ。×9
日本: A(3)除法:絵(場面)をわり算の式に対応させる。
米国: CCSS 3.OA.A.3:図・式・言葉を行き来して意味づける。
□÷b=c の□を逆算で求める。×23
日本: A(11)□を使った式:未知数を□で表し逆算で求める。
米国: CCSS 3.OA.A.4 determine the unknown。□÷b=c の□を求める。
わり算を未知のかけ算で考える。×7
日本: A(3)除法:わり算を未知のかけ算として関係づける。
米国: CCSS 3.OA.B.6 division as unknown-factor。b×□=a で考える。
和差算(和+差)÷2で多い方を求める。×28
日本: 発展(応用問題・和差算):指導要領の除法を土台に、和と差から数を求める。
米国: CCSS 3.OA.D.8 two-step。和と差を使った2段階推論(発展)。
植木算(長さ÷間隔+1)で本数を求める。×28
日本: 発展(応用問題・植木算):わり算で間の数を求め、両端ぶんを加える。
米国: CCSS:間隔と個数の関係づけ(発展)。
逆算で元の数を求める。×28
日本: 発展(応用問題・逆算):除法の逆をたどって元の数を求める。
米国: CCSS 3.OA.A.4 / MP:逆算で未知数を求める(発展)。
倍と差で少ない方を求める。×28
日本: 発展(応用問題・倍と差):差が(倍−1)つ分にあたることを使う。
米国: CCSS:比と差の関係づけ(発展)。
参照ドキュメント
docs/Y9-MATH-JP.txt / docs/Y9-MATH-JP+USA.txt
※「発展(応用問題)」は学習指導要領の範囲外であることを各問題に明記しています。