この単元のねらい — かけ算の考え方
どんな基準で問題を作っているかをまとめたページです。お子さまに教えたい基準のセットを選ぶ参考にしてください。
日本の学習指導要領のねらい
学習指導要領 算数 第3学年 A(2) 乗法。乗法九九を確実に使い、同じ数のまとまりとしてかけ算を理解する。
米国 Grade 3(CCSS)で補完する観点
米国 Grade 3 では、かけ算を「同じ数のグループ」「配列(array)」「面積(area)」の3つで理解する。8×7 を 8×5 + 8×2 のように分配法則で分け、交換法則を使い、答えだけでなくなぜその式かを説明する。100までの積を fluency として定着させる。
日本では手薄で、本サイトが取り入れている問い
- 配列(array)・面積モデルでかけ算を数える問い
- 分配法則(8×7 = 8×5 + 8×2)を図と式で説明する問い
- 式から場面を作る・場面から式を選ぶ往復の問い
レイヤー別の方針
まとまり・配列・九九・分配法則の基礎。
関係づけ・反復で定着。
生活活用・論理説明(指導要領「応用」)。発展も視野に。
各レイヤーで身につける観点
出題している問題のねらい(日本基準/米国補完)をパターン単位でまとめています。
基礎
かけ算は『同じ数のまとまり×いくつ分』だと知る。×1
日本: A(2) 乗法。同じ数のまとまりがいくつ分かを式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 equal groups。1つ分の数×グループ数として積をとらえる。
配列(array)を行×列のかけ算で数える。×1
日本: A(2) 乗法。ならんだものをまとまりとみて式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 / 3.OA.A.3 array。行×列の配列を積でとらえる。
九九ととび数えで6×4を求める。×1
日本: A(2) 乗法。九九を確実に使って積を求める。
米国: CCSS 3.OA.C.7 fluency。とび数え(skip-counting)と積を結ぶ。
配列から正しいかけ算の式を選ぶ。×1
日本: A(2) 乗法。場面(配列)を式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 array→式。行×列で乗法の式を作る。
同じ数のグループをかけ算で合計する。×1
日本: A(2) 乗法。同じ数のグループの総数を求める。
米国: CCSS 3.OA.A.1 equal groups。グループ数×1つ分で積を求める。
3×4=4×3を配列で確かめる。×1
日本: A(2) 乗法。交換法則(かける順をかえても積は同じ)に気づく。
米国: CCSS 3.OA.B.5 commutative property。配列で交換法則を説明する。
かける数を分けて積を求める。×1
日本: A(2) 乗法。分配法則の素地。分けて計算する工夫をする。
米国: CCSS 3.OA.B.5 distributive property。8×3を(4×3)+(4×3)に分ける。
分配法則で8×7を求める。×1
日本: A(2) 乗法。分配法則で九九を分けて計算する。
米国: CCSS 3.OA.B.5 distributive。8×7=8×5+8×2を図と式で説明する。
面積モデルでたて×よこを数える。×1
日本: A(2) 乗法。たて×よこのます目を乗法でとらえる(面積の素地)。
米国: CCSS 3.MD.C.7 / 3.OA.A.3 area model。長方形のます目を積で求める。
9のだんの九九を正しく使う。×1
日本: A(2) 乗法。九九を確実に使う。
米国: CCSS 3.OA.C.7 fluency。積をとび数えで確かめる。
文章の場面からかけ算の式を選ぶ。×1
日本: A(2) 乗法。場面を読み、かけ算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式でかけ算を選ぶ。
かけ算の式に合う場面を選ぶ。×1
日本: A(2) 乗法。式から場面を作り、乗法の意味を確かめる。
米国: CCSS 3.OA.A.1 / A.3 式→場面。積の意味を文脈でとらえる。
かけ算とたし算の取りちがえに気づく。×1
日本: A(2) 乗法。たし算とかけ算を取りちがえずに立式する。
米国: CCSS 3.OA.D.8 two-step。まとまり(積)とはみ出し(和)を区別する。
0をかけると答えが0になると知る。×1
日本: A(2) 乗法。0をかける計算の意味を理解する。
米国: CCSS 3.OA.A.3 / properties。0×n=0の意味を場面でつかむ。
1をかけると答えがもとの数になると知る。×1
日本: A(2) 乗法。1をかける計算の意味を理解する。
米国: CCSS 3.OA properties。n×1=nの意味を場面でつかむ。
7×3の配列から式を選ぶ。×1
日本: A(2) 乗法。配列を式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.3 array→式。行×列で立式する。
分配法則の分け方で□に入る数を見つける。×1
日本: A(2) 乗法。分配法則で数を分け、□を求める。
米国: CCSS 3.OA.B.5 distributive。7×8=7×4+7×4の分解を完成させる。
文章題をテープ図とかけ算で解く。×1
日本: A(2) 乗法。文章題でまとまりの総数をかけ算で求める。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。テープ図で積を求める。
かける順をかえても積が同じだと使える。×1
日本: A(2) 乗法。交換法則を式で使い分ける。
米国: CCSS 3.OA.B.5 commutative。a×b=b×aを式で確かめる。
文章題をテープ図と分配法則で解く。×1
日本: A(2) 乗法。文章題を図に整理し、九九で総数を求める。
米国: CCSS 3.OA.A.3 / B.5 word problem + distributive。8×6を分けて求める。
かけ算は『まとまり×いくつ分』と知る。×25
日本: A(2)乗法:同じ数のまとまりがいくつ分かを式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 equal groups。1つ分×グループ数で積をとらえる。
配列を行×列で数える。×23
日本: A(2)乗法:ならんだものをまとまりとみて式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 array。行×列の配列を積でとらえる。
九九で積を求める。×23
日本: A(2)乗法:九九を確実に使って積を求める。
米国: CCSS 3.OA.C.7 fluency。とび数えと積を結ぶ。
配列から正しい式を選ぶ。×16
日本: A(2)乗法:場面(配列)を式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 array→式。
かける順をかえても積は同じと知る。×13
日本: A(2)乗法:交換法則に気づく。
米国: CCSS 3.OA.B.5 commutative。配列で交換法則を説明する。
場面からかけ算の式を選ぶ。×20
日本: A(2)乗法:場面を読み、かけ算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式。
分配法則で積を求める。×14
日本: A(2)乗法:分配法則で九九を分けて計算する。
米国: CCSS 3.OA.B.5 distributive。a×b=a×5+a×(b-5)で求める。
0や1をかける計算を知る。×18
日本: A(2)乗法:0や1をかける計算の意味を理解する。
米国: CCSS 3.OA properties:0×n=0 / n×1=n をつかむ。
面積モデルでたて×よこを数える。×15
日本: A(2)乗法:たて×よこのます目を乗法でとらえる(面積の素地)。
米国: CCSS 3.MD.C.7 area model。長方形のます目を積で求める。
かけ算とたし算の取りちがえに気づく。×13
日本: A(2)乗法:たし算とかけ算を取りちがえずに立式する。
米国: CCSS 3.OA.D.8 two-step。積と和を区別する。
定着
九九で積を求める。×34
日本: A(2)乗法:九九を確実に使って積を求める。
米国: CCSS 3.OA.C.7 fluency。とび数えと積を結ぶ。
□を使ったかけ算で未知数を求める。×34
日本: A(2)乗法:□を使った式で未知のかける数を求める。
米国: CCSS 3.OA.A.4 unknown factor。a×□=p の□を求める。
分配法則で積を求める。×32
日本: A(2)乗法:分配法則で九九を分けて計算する。
米国: CCSS 3.OA.B.5 distributive。a×b=a×5+a×(b-5)で求める。
面積モデルでたて×よこを数える。×28
日本: A(2)乗法:たて×よこのます目を乗法でとらえる(面積の素地)。
米国: CCSS 3.MD.C.7 area model。長方形のます目を積で求める。
場面からかけ算の式を選ぶ。×24
日本: A(2)乗法:場面を読み、かけ算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式。
かける順をかえても積は同じと知る。×14
日本: A(2)乗法:交換法則に気づく。
米国: CCSS 3.OA.B.5 commutative。配列で交換法則を説明する。
配列から正しい式を選ぶ。×16
日本: A(2)乗法:場面(配列)を式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 array→式。
かけ算とたし算の取りちがえに気づく。×14
日本: A(2)乗法:たし算とかけ算を取りちがえずに立式する。
米国: CCSS 3.OA.D.8 two-step。積と和を区別する。
0や1をかける計算を知る。×4
日本: A(2)乗法:0や1をかける計算の意味を理解する。
米国: CCSS 3.OA properties:0×n=0 / n×1=n をつかむ。
応用
2段階のかけ算で全体を求める。×40
日本: A(2)乗法・応用:2段階のかけ算を順に立式する。
米国: CCSS 3.OA.D.8 two-step。積を2回つかう。
場面からかけ算の式を選ぶ。×11
日本: A(2)乗法:場面を読み、かけ算の式を立てる。
米国: CCSS 3.OA.A.3 word problem。場面→式。
かけ算の答えの理由を選ぶ。×26
日本: A(2)乗法・応用:積の理由を筋道立てて説明する。
米国: CCSS MP3 construct viable arguments。理由を説明する。
配列から正しい式を選ぶ。×9
日本: A(2)乗法:場面(配列)を式に表す。
米国: CCSS 3.OA.A.1 array→式。
□を使ったかけ算で未知数を求める。×25
日本: A(2)乗法:□を使った式で未知のかける数を求める。
米国: CCSS 3.OA.A.4 unknown factor。a×□=p の□を求める。
かける順をかえても積は同じと知る。×7
日本: A(2)乗法:交換法則に気づく。
米国: CCSS 3.OA.B.5 commutative。配列で交換法則を説明する。
中実方陣の総数を求める。×28
日本: 発展(応用問題・方陣算):正方形にならぶ数を たて×よこ で求める。
米国: CCSS 3.MD area model(発展)。
中空方陣の外周人数を求める。×26
日本: 発展(応用問題・方陣算):外周の人数を (1辺−1)×4 で求める。
米国: CCSS(発展):周と角の重なりを調整する。
倍を求めて合計する。×28
日本: 発展(応用問題・倍):○倍を乗法で求め合計する。
米国: CCSS 3.OA.A.3 multiplicative comparison(発展)。
参照ドキュメント
docs/Y9-MATH-JP.txt / docs/Y9-MATH-JP+USA.txt
※「発展(応用問題)」は学習指導要領の範囲外であることを各問題に明記しています。