この単元のねらい — えらぶ力
どんな基準で問題を作っているかをまとめたページです。お子さまに教えたい基準のセットを選ぶ参考にしてください。
日本の学習指導要領のねらい
学習指導要領に「金融」の独立教科はない。社会科第3学年「販売の仕事・店ではたらく人」、生活・総合的な学習、算数の数量の活用と接続する。お金や時間にはかぎりがあり、一つをえらぶと他をあきらめる(トレードオフ)という、判断の土台を育てる。計算そのものは算数で扱う。
米国 Grade 3(CCSS)で補完する観点
米国 K-12 個人金融教育では、低学年から「ほしい(want)と必要(need)」「かぎりある資源と選択」「待つこと(遅延報酬)」を扱う。選択には必ずあきらめるものがある、という機会費用の見方を、場面の判断で身につける。
日本では手薄で、本サイトが取り入れている問い
- 「えらぶ=何かをあきらめる」(機会費用)を場面で判断する問い
- 「ほしい」と「必要」を分けて優先を決める問い
- 「今すぐ少し/待ってもっと」をくらべて待つ力を育てる問い
レイヤー別の方針
トレードオフ・ほしい/必要・待つ力に気づく基礎。
いろいろな場面で、あきらめるものや優先を判断して定着する。
2段階の場面でえらび、えらんだ理由を説明する。
各レイヤーで身につける観点
出題している問題のねらい(日本基準/米国補完)をパターン単位でまとめています。
基礎
えらぶとあきらめる(トレードオフ)に気づく。×20
日本: 社会・算数活用:かぎりあるお金で一つを選ぶと他をあきらめると気づく。
米国: K-12 個人金融:機会費用(trade-off)を場面で理解する。
ほしい/必要を分けて優先する。×20
日本: 社会・総合:ほしいものと必要なものを分けて優先を考える。
米国: K-12 個人金融:needs と wants を区別し優先する。
待つと多くなる選択をする。×26
日本: 総合:今と後をくらべ、待つと多くなる場面を判断する。
米国: K-12 個人金融:遅延報酬(待つ力)を理解する。
時間の機会費用に気づく。×20
日本: 総合:時間もかぎりがあり、選ぶとあきらめると気づく。
米国: K-12 個人金融:機会費用を時間でも理解する。
目標のためにためる選択をする。×14
日本: 算数活用:目標とのこりを見て、ためる行動を選ぶ。
米国: K-12 個人金融:目標のための貯蓄を計画する。
定着
ほしい/必要を分けて優先する。×20
日本: 社会・総合:ほしいものと必要なものを分けて優先を考える。
米国: K-12 個人金融:needs と wants を区別し優先する。
えらぶとあきらめる(トレードオフ)に気づく。×26
日本: 社会・算数活用:かぎりあるお金で一つを選ぶと他をあきらめると気づく。
米国: K-12 個人金融:機会費用(trade-off)を場面で理解する。
目標のためにためる選択をする。×14
日本: 算数活用:目標とのこりを見て、ためる行動を選ぶ。
米国: K-12 個人金融:目標のための貯蓄を計画する。
時間の機会費用に気づく。×20
日本: 総合:時間もかぎりがあり、選ぶとあきらめると気づく。
米国: K-12 個人金融:機会費用を時間でも理解する。
待つと多くなる選択をする。×20
日本: 総合:今と後をくらべ、待つと多くなる場面を判断する。
米国: K-12 個人金融:遅延報酬(待つ力)を理解する。
応用
トレードオフの理由を説明する。×24
日本: 発展:選択にあきらめがある理由を言葉で説明する。
米国: K-12 個人金融:機会費用の理由を述べる。
えらぶとあきらめる(トレードオフ)に気づく。×12
日本: 社会・算数活用:かぎりあるお金で一つを選ぶと他をあきらめると気づく。
米国: K-12 個人金融:機会費用(trade-off)を場面で理解する。
ほしい/必要を分けて優先する。×6
日本: 社会・総合:ほしいものと必要なものを分けて優先を考える。
米国: K-12 個人金融:needs と wants を区別し優先する。
必要を先に、ほしいを後に決める。×24
日本: 発展:必要を優先し、のこりでほしいを考える2段階の判断。
米国: K-12 個人金融:needs を先に wants を後にする計画。
待つと多くなる選択をする。×12
日本: 総合:今と後をくらべ、待つと多くなる場面を判断する。
米国: K-12 個人金融:遅延報酬(待つ力)を理解する。
目標のためにためる選択をする。×14
日本: 算数活用:目標とのこりを見て、ためる行動を選ぶ。
米国: K-12 個人金融:目標のための貯蓄を計画する。
時間の機会費用に気づく。×8
日本: 総合:時間もかぎりがあり、選ぶとあきらめると気づく。
米国: K-12 個人金融:機会費用を時間でも理解する。
参照ドキュメント
金融経済教育(金融庁・日本/2022〜) / 米国 K-12 個人金融教育スタンダード(CEE / Jump$tart)
※「発展(応用問題)」は学習指導要領の範囲外であることを各問題に明記しています。